若い星の周りにある原始惑星系円盤内で、惑星がいつ、どこで形成されるかは、まだ解明されていない重要な問題です。これまでの観測で、円盤にあるギャップや渦巻き構造が発見されており、これらは形成中の惑星によるものと考えられています。しかし、星に近い部分の円盤構造やガスの流れについては、詳しく分かっていません。
この領域の様子を探る手がかりとして、近年の衛星観測から見つかっている、明るさが非周期的に変化する dipper と呼ばれる若い星が注目されています。この減光は、原始惑星系円盤内を公転する中心星付近の物質が星の光を隠すことで生じていると考えられています。
(Image credit: ESO/L. Calçada)
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